心配なつむくま

ホラー・怖い系が好きで、ホラー映画、ホラーゲーム実況、心霊体験談などを中心にブログ掲載しています。たまに旬なニュースの感想なども。

生霊:20代女性の体験談

私が生霊をみた話をします。

 

私には小中から仲のいい友達がいました。

その子とはずっと仲が良かったのですが、高校が別々になったのと同時に疎遠になり、

連絡すら取りあわなくなりました。

 

共通の友達から後になって聞いたことですが、彼女は長年私を恨んでいたそうです。

彼女は中学卒業後くらいから共通の友達に私の悪口や私への不満をさんざん言っていたそうです。

正直、少し身に覚えがあるので仕方ないか、ぐらいにしか思っていませんでした。

 

その話を聞いたあたりから私は毎晩、金縛りに襲われるようになりました。

今まで生きてきて一度も金縛りにあったことがなかったので初めて金縛りになった時は

すごく恐怖を感じたのを覚えています。

ただ、体が動けなくなるのと声が出せなくなるだけで他は何ともなかったので、

だんだん金縛りにも慣れていき、かかっても「またか」ぐらいにしか思わなくなりました。

 

しかし、あの晩は違いました。

 

私はある夜、中学校卒業以来疎遠になった友達の夢を見ました。

夢の内容はただ仲良く話をしているだけでした。彼女がふざけてみせて、そんな彼女の行動に笑う私。

まだ仲良かった時の幼き日の懐かしい思い出のような夢でした。

 

しかし、だんだん夢の中の彼女の言動が変わっていきます。

彼女も笑顔だったのに私が笑っていると「何が面白いの?ねぇ、何がそんなに面白いの?」と肩を強くつかんで

ガンガン激しく揺らし始めました。

夢の中なのに痛みを感じました。

 

怖くなったので彼女にやめるように懇願しましたが、その行動はどんどんエスカレートしていきます。

彼女は鬼のような形相で

 

「お前のせいだ!お前のせいだ!」

 

としきりに連呼して揺さぶってきます。

 

肩を強くつかまれた私はやがて立っていられなくなります。

そこで目を覚ましました。金縛りにあっていました。

夢の内容が怖くて冷や汗でかいていていました。

体は金縛りで動けなくてすごく怖かったです。

しかし、しばらくすると金縛りは解けました。

 

ホッとしてまた寝ようとしましたが、怖かったので電気をつけてそのまま眠ろうとしました。

その後、ウトウトしてもう少しで眠りに落ちるだろうという頃。

私はまた、金縛りにあいました。

ドッとしましたが、私はすぐに違和感を感じました。

電気をつけたまま寝たはずなので目はつぶっていても瞼に蛍光灯の明かりを感じるはずです。

 

しかし、それが感じられませんでした。

 

一気に先ほどの恐怖が蘇りました。

金縛りで体は動かせないのに瞼が動かせたので、すごく怖かったけど、私は薄目で明かりを確認しました。

部屋の電気はやはり消えていました。

 

さっきつけたはずなのに…。

 

私は怖くなって思わず目を全開にして開けてしまいました。

すると、目の前に青白い顔をした彼女がいました。

そして私にむかって「お前のせいだ!」と叫びました。

夢で見た鬼の形相の彼女でした。

私も恐怖で絶叫したと思います。

 

 

そこからは記憶がなく、気が付いたら朝でした。

 

電気は消えていました。

 

友達に話をしたら夢でもみたんだよと言われましたが、私は一度怖くて起きて絶対に電気をつけました。

なのでなぜ消えていたのか今でもわかりません。

あの一件以来、私は金縛りにあわなくなりました。

社会人になった今でも金縛りにかかっていません。

 

きっとあれは彼女の生霊だったのでしょう。

生霊になって私を責めて、怖がらせたのでもう満足したのでしょう。

 

これが私が実際に体験した唯一の恐怖体験です。