501号室:50代女性の体験談
以前、ある会社の寮の501号室に住んでいた時の事ですが、
その部屋になった時、先に住んでいた先輩から、具合が悪くて寝ていた時に、
誰がが入って来て、寝ている自分を見ている気配があったそうです。
先輩は寮長が見に来たと思って寝たフリをしていたそうですが、帰った気配がなく、
気になって玄関まで行ったのですが、当時の扉は鉄で明け締めの時は必ずギーという音がしたんですが、
その時は音もしないのに、扉はちゃんと閉まっていたそうです。
そんな話を聞いてはいたんですが、時に気をすることもなく過ごしていましたが、
ある時から、毎晩、金縛りにあうようになりました。
そうしているうちに、夜中に、頭の上を、甲冑のようなカチャカチャと音をたてながら
何人かが何かを話ながら行列になって歩いて行く気配を感じたりしました。
一番怖かったのは、金縛りで動けない中、目を開けると、仰向けの私の上にすてて
このような物をはいた男性らしき人の腰までの姿があった時です。
夢中でお経を唱えて事なきを得ました。
その後も金縛りはその501号室を出るまで2年間、はぼ毎日 続きました。
その頃には慣れっこで、金縛りが来るのがわかって、きたきたって感じでした。
後で聞きましたが、その寮があった場所は、昔、戦国時代の墓場があった場所だったそうです。
今は会社はなくなり、どうなっているかもわかりません。
その2年間以外に金縛りにあう事は無くなりました。