これはふたりの愛の物語です:REC/レック3 ジェネシス(2012年)
REC/レック3 ジェネシス(2012年)
基本情報
監督:パコ・プラザ
出演者:レティシア・ドレラ、ディエゴ・マルティン、イスマエル・マルティネス
映画の概要
スペインの大ヒットホラー映画「REC」シリーズ第3弾の舞台は結婚式!幸せ絶頂、人生最良の日のはずが、会場にウィルス感染者が入り込み...。花嫁は白いウェディングドレスを血で濡らしながら感染者をバッタバッタ切り倒し、愛する新郎との再会は叶うのか!?
映画の感想
RECシリーズ3作目は、前2作とほぼ同時刻に
全く別の結婚式場で起こった悲劇です。
映画の冒頭からRECシリーズではおなじみのPOVと呼ばれる
撮影者の主観映像で始まるものの、今度のRECは少し違いました。
新郎の叔父から例のウィルス感染が始まり、あっという間に広がったかと
思うと幸せな結婚式は一変して阿鼻叫喚の地獄絵図の中、
途中でカメラが壊され主観映像ではなくなるのです。
前作のようにPOVだから怖くて面白いと思って観た方は
ここで肩すかしを食らったでしょう。
しかし、REC3ではウィルス感染のおぞましいパンデミックと
並行して新郎新婦ふたりのラブストーリーも組み込まれるので、
所々コメディのようにも見えて楽しめました。
感染者がすぐそばまで迫っているのに、
ロマンチックな音楽が流れてイチャイチャしていたり。
スペインの結婚式だからなのか披露宴では
皆歌って踊って音楽も爆音で大盛り上がりなので、
感染が広がって皆パニックで叫び声をあげていても、
式場の外から音だけ聞くとすごく盛り上がっているように思われただろうなと
個人的に面白ポイントでした。
REC3ではスプラッター描写も前作よりさらに過激になっていました。
花嫁が純白のウェディングドレスを血で染めながら
チェーンソーを振り回したり、
さっきまで幸せに満ちた可愛らしい花嫁だったのに…。
花嫁の最初と最後の風貌の差が激しくて、
同じ女優さん!?と思うほどの熱演でした。
ラストシーンまで観るとなんだか切ないけど
ハッピーエンドな終わり方で素敵なラブストーリーだったなと思いました。