バレー部:20代女性の体験談
中学生の頃、バレー部に所属していた私は毎日放課後は
部活動に励んでいました。
ある冬の日、いつも一緒に帰っている家の方向が同じ友達が
風邪で学校を休んだ為、私は部活の後のすっかり暗くなった帰り道を
一人で帰らなくてはなりませんでした。
いつもの道のりをもくもくを歩いていると、
ふと前方に悲しそうな雰囲気で下を向いてるおじさんらしき人物が見えました。
私は変な違和感を感じながらも「こんなとこで何してるんだろう?」くらいの
気持ちでそのおじさんの目の前を普通に通って歩き続けました。
そこから5mほど歩いたくらいで変な違和感の正体に気付きました。
真冬なのになぜかそのおじさんはタンクトップのような
夏服を着ていたことを思い出したのです。
嘘でしょ?!と思って後ろを振り向くと
もうそこにはそのおじさんはいなくて、
全身ブワッと鳥肌が立ったのを覚えています。
その後は恐怖のあまり走って帰りました。