心配なつむくま

ホラー・怖い系が好きで、ホラー映画、ホラーゲーム実況、心霊体験談などを中心にブログ掲載しています。たまに旬なニュースの感想なども。

GIGAスクール構想:その環境で本当に大丈夫ですか?

GIGAスクール構想って?

あまりこのブログのテーマとはそぐわない内容ですが、

以前に一度、スーパーシティ構想についてブログに書きました。

tomofuji005.hatenablog.com

 

正直、あの記事は話題の言葉を軽く調べただけだったのですが、

その取り組みの中にGIGAスクール構想というキーワードも含まれています。

 

GIGAスクール構想は文科省が昨年度から取り組む事業で、

GIGAスクール構想の実現について:文部科学省

ざっくりと言うと、『小・中・高校の普通教室へのwifi等のネットワーク整備と

小・中学校への1人1台のパソコンの整備』をするそうです。

 

私が小学生の頃には、PC教室にしかパソコンがなかったように

現時点においても、小・中学校のパソコン整備は平均5.4人/台という事で、

端末は今回大幅に増えることになるようです。

 

どんな端末を入れるの?

それだけ大幅に端末が増えると学校に端末を供給する業者はさぞかし儲かるかと

思いきや、意外とそうでもなさそうです。

今回の端末、、、

お値段は、、、

1台4.5万円!!

個人で買うとなると家電量販店ではあまり見かけず、

ネットだと見つかるくらいの価格帯でしょうか?

 

加えて、保守等もコミコミが補助金の範囲となると

ちょっとスペックが厳しくなってきそうです。

 

この価格帯で入れるパソコンの選択肢として、

従来のWIndows端末と合わせて、iPadChromebookが挙がっています。

 

Chromebookについては、実は私もこのブログの更新等では、

利用しており、(お値段3.5万円の保守ナシ)いずれその評価も

プログには記載してみたいな、と思っていますが、

気になっているのは、そのちょっと不安なパソコンよりも

不安に感じる所があるのです。

 

GIGAスクール構想の何が心配?

端的に言うと、文科省補助金範囲外の部分です。

例えば、パソコンが大幅に増えますが、

ネットワークは学校内の整備だけが補助対象だそうです。

 

公立学校のネットワークは、

各市区町村で学校のネットワークを一度束ねてから、

外に出ている事が多いそうですが、その各学校から出た先は、

補助対象外だそうです。

 

あとはソフトウェアも対象外で、

基本的にクラウドサービスを無償で利用する前提らしく、

私が学校に通っていた頃のパソコンに入っていたような

先生が各生徒がパソコンでどのような操作をしているかを把握するような

ソフトウェアは対象外。

 

さらに現在のコロナ禍の中では、

今回整備する端末を持ち帰る事も想定しているようですが、

その際の端末のセキュリティ関係のソフト(いわゆるフィルタリング)も

対象外だそうです。

 

おそらく、そのあたりは各市区町村で考えて、必要に応じて

整備してね、って事だと思いますが、

経済環境が悪化し、地元企業の支援にお金が優先される中で、

どこまで学校にお金が使われるのでしょうか?

 

思い出される過去の整備

思い出されるのは、ちょうど私が学生の頃のお話です。

当時は詳しくは知りませんでしたが、スクールニューディールという政策の中で、

電子黒板等が整備されることになりました。

 

私が通っていた学校でも、当時、そのモノだけは入ってきた事を

覚えていますが、授業で利用していた記憶はありません。

 

ICTの利活用スキルは、必須な世の中になっていると思います。

小・中学生にも正しくツールを使いこなす知識と

リテラシーを持って、インターネット上の情報に触れる機会を作るのは、

とても大切な事だと思います。

 

ただ、一方でそのモノだけが入っても、もしくは不十分な状態で入っても、

それをちゃんと使いこなせるのでしょうか??

 

せっかく整備するなら、どの自治体に住んでいる子供でも、

等しく十分な環境を与えられる事を願います。

 

普段とは、趣がかなり異なる記事ですが、

気になったテーマだったので、ちょっと書いてみました。

 

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