修羅場体験談:ベトナムで現金約20万円分を持っていかれてしまった話
私は今社会人7年目にはいったのですが、これは私が入社してすぐの
新人のころにおこった話です。
私が勤めているのは技術商社であり、
その会社ではベトナムに製品工場を持っていました。
小規模な会社ながらかなりの売り上げをあげていました。
私の部署では、そのベトナム工場とのつながりが太く、入社していきなり
1年間暮らすことになりました。
海外なんて右も左もわからない時だったので、何を持っていけばよいかわからず、
シャンプーやリンスなど化粧品はもちろん、日本の味噌汁なんかも用意して
現地に向かいました。
現地では、会社側がアパートを用意してくれて、家賃もいらずフリーで
暮らせると聞いていました。
Wi-Fiもしっかりと完備していて、非常に広い部屋を用意してくれました。
現地の人から聞いていたのが現金の管理です。銀行に預けても
逆に危ないという話も聞いていたので、給料が出たらすぐに銀行で
お金をおろす段取りを取っていました。
現金は、部屋に金庫がありそこに全額入れていました。
そうやって暮らしていたとある日、現地の日本語を話す女の子と仲良くなりました。
デートも何度かこなす間柄になり、下心もあり自分の部屋で遊ぶ約束をしました。
遊ぶ当日、女の子はなぜか大きいカバンを用意してきました。
女の子は「着替えがたっぷり入っているの」というので、
そういうものかと気にはしませんでした。
女の子が喉が渇いたといい、ジュースを買ってきてほしいとお願いをうけ、
私は近くのスーパーに買い物に行きました。
帰ってきたら、なぜかドアが開いていました。
恐る恐る中に入ると、女の子はそこにおらず、金庫がこじ開けられ、
中のお金が全額盗まれていました。
借りていたアパートだったこともあり、金庫を破損し、
お金が無くなったこと、絶対会社の人にばれるということで
頭がいっぱいになりました。
かなり対処については悩みましたが、隠し通せるはずもなく、
日本の本社から常務が来ることに、会社全体から卑猥の目で見られることに
なりました。
いまは、会社を変えて違う会社に入っているのですが、
その時の焦りようは半端じゃありませんでした。