心配なつむくま

ホラー・怖い系が好きで、ホラー映画、ホラーゲーム実況、心霊体験談などを中心にブログ掲載しています。たまに旬なニュースの感想なども。

結局、一番怖いのは・・・:キャリー(1976年)

キャリー(1976年)

基本情報

配給:UA

監督:ブライアン・デ・パルマ

出演者:シシー・スペイセクパイパー・ローリー

 

映画の概要

1976年公開のアメリカ映画。スティーヴン・キング原作。

ブライアン・デ・パルマ監督。シシー・スペイセク主演。

今でこそそうそうたるメンバーが集結という感じですが、

当時『キャリー』はスティーブン・キングのデビュー作。

ブライアン・デ・パルマ監督もこの映画のヒットで名が広まりました。

 

世の中はオカルトブームで、多くのホラー映画の予告が

テレビコマーシャルから流れていたころです。

 

映画の感想

子供の頃は、ホラー映画が見られませんでした。

 

怖い、というよりも気持ち悪くて、テレビCMの予告ですら

嫌で目を背けていました。

 

でも、やっぱり怖いもの見たさもあり、ある程度大人になってから

『キャリー』を見てみました。

 

見た目のさえない内気な女の子、キャリーは同級生にいじめられています。

ぬぼーっとしていて、たしかにイラっとする存在です。

 

高校生なのに生理も知らず、ある日初潮を迎えて大パニック。

ますますいじめられてしまいます。

 

彼女の母親は今でいう毒親なのでしょうか。

「私はそんなもの(生理)はなかった。」と言い張り、キャリーの話を

まともに聞きません。

こんな母親と二人暮らしなんてキャリーがかわいそうに思えてきます。

 

その後、学校ではプロムと呼ばれるパーティが開かれます。

キャリーはイケメン君に誘われ、一緒に行くことに。

口紅を塗って、肩紐の細い白いドレスを着て、さえないと思っていたキャリーも、

金髪だし色白だし、なかなか素敵な女の子になっていきます。

 

会場でもドレスをほめられ、はにかみながら笑顔を見せる姿が

普通の女の子でかわいくみえてきます。

 

しかし、このプロム会場でもいじめっこの罠が仕掛けられていました。

ベストカップルを選ぶ際に投票用紙がすりかえられ、キャリーたちが

ベストカップルに選ばれます。

 

何も知らないキャリーが壇上で笑顔いっぱいの瞬間、なんと豚の生き血が

降ってくるのです。

 

ドバーーーっと。

 

そしてイケメン君の頭にバケツがゴーン。ギャグ?会場は嘲笑の渦。

金髪も白いドレスも生き血で真っ赤なキャリーは茫然。

そこからは混乱したキャリーの超能力が暴走。

 

会場が惨劇の館と化します。

 

結局、キャリーも会場の人々も母親も全部死んで、生き残った一人の女子学生が

いるのですが、この子も最後まで許されるわけではないのです。

 

このラストシーンは必見です。

 

それにしても、この映画の何が怖いって、キャリーの超能力よりも

とにかく人間が一番怖いと改めて思いました。

 

生き血を手に入れるために養豚場で豚を殺すとか、アメリカのいじめっこの

えげつなさに震えます。

キャリーのいうことには耳を傾けずひたすら自分の信仰を押し付け

支配する母親も恐ろしい。

 

キャリーのような超能力を持ってなくても、爆発しそうな人はいるのではないか、

と考えてしまいました。 

 

 

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