6月21日21時から46時間放送された日向坂46時間TVが、6月23日19時で放送を終えた。
多くの芸人をゲストに呼び、同時接続は5万人前後と中堅youtuberレベルのアクセス数をどうにか維持したが、オードリーが出演することはなかった。
コメント欄ではオードリーを待望する声が多数見受けられたが、残念ながらオードリーに出演してもらうことは出来なかったようだ。
今回の日向坂46時間テレビには多数の芸人が出演。
オードリー周辺では佐藤満春、ハマカーン浜谷、UberEats芸人TAIGA、過去にも共演経験のあるますだおかだ岡田、オテンキノリ、なだき武、ヒコロヒー、武井壮など。
オードリーも日向坂の冠番組「日向坂で会いましょう」で長年MCをつとめており、宮崎は番組のロケ地としてオードリー・日向坂双方にとって思い出の地であることから、普段は日向坂の特番には出演がないオードリーも出演があるのではないかと多くのファンが期待。
本人出演ではないが、過去には映像出演や日向坂のキャラクターポカの声を若林が担当するなどもあり、予定が合わなくても何かしら、という期待もあったが、残念ながら最後まで一切登場することはなかった。
オードリーは売れっ子芸人ではあるもののキャリアもベテランの域に達しつつあり、また昨年と違い、東京ドームライブという超大型イベントでも終えた事から、スケジュールには多少の余裕があるはずだ。
実際、2週前の6月8日にはコンピ揃って、甲子園での阪神タイガース 対 西武ライオンズ戦のラジオ放送に現地参戦。始球式ではオードリーでの投打の対決も披露した。
オードリーのラジオプロ野球 「阪神」対「西武」 - プロ野球 2024(ラジオ) - NHK
また、日向坂46時間TV中の6月22日のラジオ放送でのフリートークでは、若林が最近、精神的にも時間的にも余裕が出来たことから、映画館に映画を見にいく機会が増えたというトークを披露。
事前に調整すれば、出演が難しいという訳でもなさそうに見えるが、現実には主演は実現しなかった。
上記のラジオ放送もそうだが、オードリー、特に若林はここ数年レギュラー番組についても自分たちの意志で取捨選択をしていると見受けられる卒業がいくつか散見される。
若林にとって価値のあるコンテンツと判断されない限り、単純なスケジュール調整だけの話ではないのかもしれない。
彼女たちとの共演が始まった頃。まだ欅坂46の2軍扱いだった頃は今よりも知名度は低かったと思うが、それでもひらがな推し初回放送から上手く立ち回れずに泣いてしまうアイドルの姿は、長年売れずに苦労してきたオードリーにとっては、かつての自分たちの姿を投影する存在だったかもしれない。
そこから日向坂46としてデビューするなど日向坂も着実にステップアップをしており、両者はつい最近までは順調に成長を果たしていた。
しかし、ここ2年ほど日向坂は明確に失速。昨年は紅白出演も逃す結果となった。
40代に入っても、あちこちオードリーでの成功、コロナ禍の中で中堅芸人でありながらあちこち・たりないでオンライン配信の王となり、更に東京ドームで16万人を集めるという一つの覇王道を完成させつつある若林にとっては、ともに歩む仲間としては物足りないのかもしれない。
若林はゴールデン覇王を目指すうえでの周りの協力者について冗談めかして語ることがしばしばあるが、オードリー王国のパーツとして日向坂はハマったままでいられるのか?
9月のひなたフェスのタイミングでオードリーがどこまでそこに関与するかで関係性が図れる可能性がある。
ひなたフェスそのものに登場するかどうか、も一つの指標だが、過去を考えるとこのタイミングで日向坂で会いましょうの宮崎ロケは誰しもが考えるはずで、フェスそのものに参加がなく、番組でもオードリーが宮崎に行かないとなった場合、関係性は過去のものとなったと言えるだろう。
東京ドームライブでも、キサラ芸人を出演させるなど義理堅い一面がある一方で、メインゲストは星野源・フワちゃんと周りの勢力図も常にアップデートさせ続けるオードリー。日向坂との関係性は正念場だ。