シーズンオフの旅館:50代女性の体験談
とある旅館に女友達と2人で宿泊した時に起きた不気味な体験です。
シーズンオフのキャンペーンで泊まった部屋は広く寝る時は
二間ある部屋の襖を閉めて寝ようと床に入ると閉めた襖の向こうに
何かが「いる!」と心に思った。
なんか怖くて寝苦しく、やっとうとうとしかけた時、
友達も寝苦しかったのか気分転換にそっと部屋を出る気配。
しかし入れ違いに、何かがすっと入ってきた気配がした。
そのまま眠りについた、私は今度は地から湧き上がるような
お経と共に金縛りに合い、何とか金縛りを振り切って起き上がった。
時刻は朝6時。
窓の外には眩しい太陽と青く澄んだ海が目に飛び込んできた。
次の瞬間、訳もなく全身に悪寒が走り部屋を飛び出した私。
部屋の外の広間には眠れなかった友達が気晴らしに、
知人と携帯で電話をしていた。
日の高い時間帯に悪寒が走ること自体はじめてで、
この部屋は何かあることに気付いた。
部屋を改めて見ると、不自然な箇所がたくさんだった。
下地がでこぼこなのに、お構いなしに上から貼り付けた壁紙。
友達曰く、畳が一部分だけ新しくなってる。などなど。
そして極めつけは、生まれてはじめて心霊写真撮りました。
写りまくりです。
一面に写るオーブ。
梁の所に写る謎の影。
時空が歪んだような写真。
何事もなくてよかったけど、
心霊現象が起きやすいと言われてる観光地での宿泊は気をつけたい。
気をつけようはないが、霊を冒とくするような気持ちさえなければ、
大丈夫かと思う。