八ヶ岳のペンション:40代男性の体験談
20代の頃、友達と3人で八ヶ岳のペンションに泊まる事になりました。
夜、トランプで遊びながら、負けた人は罰ゲームをする事に。
その罰ゲームの内容は、ペンションを出て飲み物を買いに行くという内容。
大貧民で、ビリが自腹でみんなの分を買いに行く。
ビリ2は付き添い。
残念な事に私はビリになりました。
そして、付き添いになったのが、霊感の強い友達でした。
ペンション出たところにある道は、山を登るか下るかの2択。
ペンション向かう途中、ホテルがあった事を思い出し、
下り方面へ向かおうとした時、「そっちには行かない方がいい」と
付き添いできた友達が言いました。
その友達が霊感が強い事は前から知っていたので、
「何か居るの?」と聞くと、黙って頷きました。
怖くなった私は、慌てて逆方向へ走り出したところ、
「走っちゃだめだ」言われ、足を止めました。
街灯もなくあたりは真っ暗。近くに何があるかもよく分からない状況。
振り返ると真っ暗な闇の中、ゆっくりとこっちへ向かってくる
ぼんやりとした人の影。
かろうじて人の形をしているのはまかりましたが、
表情や性別などはわかりませんでした。
私自身は霊感が強かったわけではないのですが、
一緒にいた友達が強かったのが影響したのでしょう。
その後は2人で上りの方へ向かい、見つけたホテルのロビーで飲み物を買い、
帰り道には先程の人影はいなくなり、無事ペンションへ戻る事が出来ました。
そこまでは良かったのですが、
それ以降、1人の時にも心霊体験をする事に。