学校の七不思議:高丸小学校
- 体育準備室の赤子(あかこ)さん。放課後の体育準備室は必ず二人以上で入らないといけない。もし一人で入ったら赤子さんに攫われて、翌日からだの一部だけ帰ってくる。
- 閉じているのに開いている窓。北校舎を裏から見上げるとひとつだけ開けっ放しになっている窓がある。けれど、校舎に入って開いている窓を探しても見つからない。
- 音楽室のベートーベンの絵。その絵は生きていて、音楽の授業を不真面目に受けている生徒をじっと見つめているらしい。
- 呪いの机。使われない机や椅子を詰め込んだ空き教室がある。その教室のなかにひとつだけある呪いの机を使って授業を受けると頭が良くなるかわりに頭がおかしくなる。呪いの机は、机のなかに手を差し込むと誰でもすぐにわかるらしい。
- 心霊写真が写る場所。学校の中庭で集合写真を撮ってはいけない。その写真には必ず並んだ生徒達の後方で空に向かって伸びている手が写り込むからだ。
- 異次元に行ける階段。放課後、北校舎の左端にある階段を登って屋上の扉の前まで行くと、階段が増えているように感じたり、見覚えのない展示物が壁にかかっていたりすることがある。そのときに手摺りから下を見下ろすと、階段がずっと続いているように見えるらしい。そこに飛び込めば異次元にいけるという話だ。
- 七不思議を7つ集めてしまうと、とてもよくないことが起こる。