心配なつむくま

ホラー・怖い系が好きで、ホラー映画、ホラーゲーム実況、心霊体験談などを中心にブログ掲載しています。たまに旬なニュースの感想なども。

いっそ潔く感じてしまうホラー:キャビン(2012年)

キャビン(2012年)

基本情報

配給:クロックワークス

監督:ドリュー・ゴダード

出演者:クリステン・コノリークリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ

 

   

映画の概要

大学生のデイナとその友人4人は週末を過ごすために湖畔の小屋へ行きます。

 

楽しく過ごしていたデイナたちでしたが、

小屋の地下で不気味なものや不穏な日記を発見します。

 

その日記に書かれていたラテン語を読み上げると、日記の持ち主だった少女と

その一族がゾンビになって襲いかかってきました。

 

一方、それを監視カメラで見守っている男たちの姿が…。

 

実はこの惨劇は神に捧げる生贄を得るためのものであり、

謎の組織の管制室から操作されていたのです。

 

デイナと薬が効かず死ななかったマーティは組織の施設に侵入し、

謎の組織と神に挑むことになります。

 

映画の感想

小屋についたところから最初の被害者が出るまではお決まりの展開という感じで、

登場人物の行動や発言の一つ一つがフラグに感じられて、怯えつつも

ホラー映画としては一般的と言える展開がくるんだろうな、と推測していました。

 

しかし、物語が進んで謎の組織が出てきた辺りからは、

何のためにこんなことを?という疑問が生まれてきます。

 

怯えて逃げ惑う主人公たちと、普通の仕事風景のように主人公たちを

追い詰めようとする謎の組織の男たちの対比がコミカルに感じられ、

少なくとも管制室の場面ではビビる展開がないんだなとホッとすることができました。

 

が、そんな風に思っていたのも束の間で、デイナとマーティが侵入してからは

そこまでの惨劇なんて可愛いものだったのかなと思うほどの展開が

待っているのでした。

 

怪物に襲われ逃げ惑う「仕掛ける側だった」人たちの姿に、

思わず笑ってしまいそうになります。

 

登場人物への愛着を忘れるぐらい、勢いよくみんな死んでいきます。

もうここまでくれば誰が被害者だったのかよくわからなくなってきます。

そのハチャメチャな状態の中、真相へ近づいていくデイナとマーティ。

 

ここまできたら、やっぱり神をも倒してハッピーエンド?と、思いきや

そう上手くは話がいかないのも良いし、いっそ潔すぎて結末は怖いと感じるよりも、

そうですよね!と手を叩いて笑いたくなるようなものでした。

 

最初のベタなホラー映画を見ている感覚はいつの間にか消え去り、

最後に残るのは不思議な爽快感。

 

ホラー映画なのでびっくりするシーンは多々ありましたが、

それよりも新装と展開が驚きの連続で、自分の中のホラー映画の概念が変わり、

意外性を感じられて楽しかったです。

 

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